●寄生虫感染症
多くのカメには、寄生虫が感染しています。
しかし、それが即ち病気というわけではなく、共存関係にある場合がほとんどです。
ところが、寄生虫が増えすぎたり、カメに何らかのストレス(食餌・温度・湿度・環境・病気など)が加わって免疫が低下すると、共存関係は壊れ、消化器疾患や全身疾患を示します。
症状としては
1 食欲低下
2 元気消失
3 下痢
4 脱水
治療は、駆虫薬の投与になります。
しかし、食欲低下などが見られる個体や脱水した個体の場合、重度の寄生虫感染も予想され、
不用意な駆虫により大量の虫体が腸管に閉塞してしまう恐れもある為、輸液によって十分に体の水和を図ったあとに駆虫を行うようにします。
駆虫薬は、主に経口薬となりますので、そのまま飲んでくれないほとんどの個体に対しては、口からチューブを入れて胃内に直接駆虫薬を投与します。
飼育環境に残った虫卵の除去や駆虫によっても、完全な駆虫は難しい事が多いので、通常は複数回の駆虫薬の投与が必要となります。
