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トピックス

 

●寄生虫感染症

多くのカメには、寄生虫が感染しています。
しかし、それが即ち病気というわけではなく、共存関係にある場合がほとんどです。
ところが、寄生虫が増えすぎたり、カメに何らかのストレス(食餌・温度・湿度・環境・病気など)が加わって免疫が低下すると、共存関係は壊れ、消化器疾患や全身疾患を示します。

 

症状としては
1 食欲低下
2 元気消失
3 下痢
4 脱水

 

治療は、駆虫薬の投与になります。
しかし、食欲低下などが見られる個体や脱水した個体の場合、重度の寄生虫感染も予想され、
不用意な駆虫により大量の虫体が腸管に閉塞してしまう恐れもある為、輸液によって十分に体の水和を図ったあとに駆虫を行うようにします。
駆虫薬は、主に経口薬となりますので、そのまま飲んでくれないほとんどの個体に対しては、口からチューブを入れて胃内に直接駆虫薬を投与します。

飼育環境に残った虫卵の除去や駆虫によっても、完全な駆虫は難しい事が多いので、通常は複数回の駆虫薬の投与が必要となります。

 

 

●嘴(くちばし)の過長


本来は、ある程度硬いものや噛みちぎりにくいものを食べる事によって、自然と削れていく
嘴が、人工飼育のもとで与えられる食餌では削れにくくなる為、過剰に伸びてしまう。

 

症状は
1 外観上、明らかに長い嘴
2 食べにくそうにしている
3 舌に潰瘍や炎症がおきている

このような場合、嘴の整形が必要となります。
割と顔を出してくれる個体であれば、5~10分程度の処置で終了します。
しかし、顔を出してくれない個体の場合は、鎮静や麻酔が必要となる為、数時間のお預かりが
必要となる場合もあります。

予防としては、噛み切る動作を必要とする食餌の給与となります。

 

寄生虫やくちばし

●誤食・誤飲

ケージの掃除などでリクガメを部屋で放した時などに、異物を誤食してしまったり、明らかに自分の便を食べるリクガメがいます。
食べて数週間後に総排泄腔から、女性用ストールが出てきた事もあります。
また、ミズガメにおいてはレントゲンなどで砂利が多く認められますし、
まれではありますが、空気を飲み込みすぎてしまうミズガメもいます。

 

症状は
1 大きな異物の場合 腸管閉塞を起こし、便秘・食欲消失
2 便を食べる場合 空腹や何らかのストレスに関連した症状
3 小さかったり少量の砂利は無症状
4 空気を飲み込みすぎた場合は、プカプカ浮いてしまう

上記の症状

 の場合は、輸液や薬剤で排出を促したり、閉塞が疑われる場合は手術となります。
 では、食餌の量を再確認し、考えられる環境要因などでのストレスや他の疾病もチェックします。
3 の場合、明らかに多くの砂利を食べてしまっているのであれば、大振りな敷石

 水面よりも沈むタイプの食餌に変更しつつ、水深をチェックしてください。